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紫陽花猫 [猫と暮らせば]

紫陽花猫
 
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 我が家にはほんとうに猫の額ほどの花壇があるのだけれど、そこに植えた紫陽花が今年も咲いた。以前一時期この時期には鉢植えの紫陽花の花を毎年のようにカミさんが貰うことがあって、花を楽しんだ後に花壇に路地植えにしていたらそれが根付いて、いつの間にか梅雨時になると何種類かの紫陽花が咲いて楽しませてくれるようになった。

 色違いのものがあったり、ガクアジサイもあったりで楽しいのだけれどカミさんも園芸は素人なので剪定がきちんとできていないのか、枝が広がって年々まとまりなく野放図に咲くようになったのがちょっと気になるけど、それもまぁ野趣があっていいのかなと思うようにしている。


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 この紫陽花が咲く頃になると、巣作りの名人であるハルが昼寝用の巣作りの場所を室内から外に面したサンルームの窓際に移す。

 冬の間は部屋の方を向いて寝ていた猫ちぐらを、その場所は変えずにうまくカーテンの外側から回り込んで、カーテンをハンモックみたいにして寄りかかって外の通りを眺めながら猫ちぐらの上で昼寝としゃれこむ。

 最近は朝ごはんを食べるとここで寝ていることが分かったのでこっちも安心できるけど、最初はカーテンに隠れて室内からでは見つからない。いくら呼んでも何処にもいないし体調でも悪くてソファの裏にでも隠れているのかなと散々探しても見つからない。

 諦めて、でも取り敢えず朝のゴミ出しをしないとと思ってゴミ袋を持って外にでたら、ガラスの向こうの猫ちぐらの上で気持ちよさそうに寝ている。これじゃ室内からは見えないはずだ。それにしても、毎日ちゃんとカーテンを壁にして同じ体勢で昼寝するのは大したものだ。最近は学校に行く途中の小学生が時々覗いてゆく。面白い紫陽花猫がいると思っているんだろうなぁ。


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 it’s raining cats and dogs.

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新米見習い主夫 [猫と暮らせば]

新米見習い主夫

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 この年末年始はいろいろあってただでさえコロナ禍で大変な時に暮にカミさんが転んで腕を骨折してしまった。義父の墓参りに六本木に行った帰り銀座に出たのだけれど、四丁目の角でぼくの少し前を歩いていたカミさんの姿が突然視界から消えた。

 バタッと前に倒れて起き上がれない。ぼく一人でお起こそうにも変な体勢で倒れたせいかすぐには起こせないでいると、通りがかりの年配の女性が手を貸してくれた。結局、食事も買い物もせずに帰宅して少し様子を見たのだけれどカミさんは大丈夫と言っていが、念のため医者に行くように勧めた。翌日近所のかかりつけの医者に行くとやっぱり肘のところを骨折していた。というこでギプスで片腕を固定されることに。

 こうなると当然料理をはじめ家事はできないことになるのでぼくがやることになるのだけど、料理は昔気まぐれにそれこそ男の料理でソーセージなど手の込んだものは作っていたことはあるのだけれど、肝心の味噌汁や総菜など日常的なものは殆ど経験がない。この歳になるとどちらが入院したりしても不思議ではないので以前から家事全般を覚えておきたいとは思っていたので、今回はいい機会だと思った。という事で、新米見習い主夫の生活が始まった。

 カミさんは例年のように自分で作るつもりでお節料理の材料をしこたま仕入れていたので、まずそれを使ってお節料理を作らねばならない。新米主夫にとってはいきなりかなりの難問。毎年栗きんとんはこちらで仕上げを作っていたから要領は分かるけれど、それ以外はどんな料理があったのか筑前煮以外は覚えていない。何とかカミさんの監修と厳しい指導のもとで出来上がって猫たちも怪訝そうではあるがやればできる、と言っているようだ。
 
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 そんな主夫生活もひと月を超え、その間にもモモが死んでしまったこともあってぼくも気落ちして体調もすぐれなかったのだけれど、日常の家事で手と身体を動かして忙しくしていることがせめてもの救いになっていたのだろうと思う。ウチは朝食は和食なので、一番大事なご飯と味噌汁は何とか覚えた。ウチは土鍋でご飯を炊くので大変かと思っていたけど、炊く量が毎回同じなので一回要領を覚えれば大丈夫そうだ。

 それにしても毎日の献立を考えることは到底無理なのでカミさんプロデュースで見習い料理人の料理担当ということになる。包丁さばきはぼくは左利きなので、見ていて危なっかしくかつ教える時にも教えにくいらしい。ぼくの理想は冷蔵庫にあるもので献立が出来るという事なのだけれど、そんなのはまだ何年もかかりそう。とにかく決められた献立を教えられた手順で…。同じメニューの二度目は先生の目が厳しい。

 昨日は二度目の献立、白菜のミルフィーユ鍋。一応材料などはメモを取っているのだけれど…。まずい、すっかり手順を忘れている。カミさんのダメ出し。ハルレオが「だいじょうぶかよ、オイ」と付きっきりでキッチンから離れない。未だに信頼を得ていない。何とか火にかけ、煮込んで食卓に運んだ。ハルはまだ味の方を心配している。猫にも心配される新米料理人。
 

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 後でメモをみたら余りにも簡単すぎる。
 ■白菜のミルフィーユ鍋
 ・白菜9枚位、豚バラ240グラム位
 ・白菜と豚バラをミルフィーユ状に重ねる
 ・白菜の葉と根元の向きを交互に重ねる
 ・鍋の深さの長さに切って鍋に縦に並べる
 ・さとう、酒、みりん、醤油を入れて蓋をして加熱

 朝はやることが一杯あって手順が大事。ご飯を炊いているうちに並行して他の料理や猫にご飯をやったり仏壇に線香とお茶をあげたりするのだけれど、一つのことをしていると味噌汁の鍋が噴きそうになるし、あっちでは電子レンジで温めていた作業が終わって、早くお皿を出せとレンジがチンチン鳴って急かせる。あたふた、あたふた。

 一説によると複数の作業を並行してこなす能力は女性の方が高いらしい。男は一つのことに気を取られると他が疎かになりがちということだけど、こういう事なんだと。もちろん、主な原因は朝食の用意の手順が頭に入っていないこともあるけど…。昨日カミさんのギプスが取れたけれど、すぐには手が自由に使えるようにはならないのでもう暫くは主夫生活も続きそう。カミさんの腕が治っても出来ることは続けてゆこうと思っている。幸い昔から皿洗いは好きなので苦にならないし、料理も覚えたい。
 


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ありがとう モモ [猫と暮らせば]

ありがとう モモ
 
 その日の散歩は悲しい散歩になった。一昨日、朝一番で灰色猫のモモを連れて行ったかかりつけのペットクリニックから電話があって検査結果が出たという。詳しくはお会いしてお話しするということで覚悟はして一人で歩いて行った。ガンの末期という事でもってあとひと月と言われた。
 
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 その前日、最近毛づやが良くなく見えるのとここ二、三日何となくお腹がぷっくりしてると思ってかかりつけのペットクリニックに連れて行った。そこはご夫婦で獣医さんで奥様が主に猫、旦那さんの方が犬の担当をしている。お二人とも優しい先生なのでもう二十年以上もお世話になっている。

 久しぶりに爪を切ってもらって触診をしてもらっていたら、奥さんが旦那さんにも声をかけてお二人で診て血液検査をやった方が良いとアドバイスされたのでそうすることにしたのだけれど、モモの血管が細いので二回ほど採血したが十分な量の血液がとれたかギリギリのところだった。その後お腹に溜まっているのは腹水だといわれて、血の気が引いた。腹水が溜まるようになると、人間もそうだけど深刻な場合が多い。ぼくの親父の時に経験している。

 翌日、検査結果の電話をもらってクリニックに行く。手術や抗がん剤でも年齢から言って余命は数か月伸びるくらいだし、高齢なこともあり麻酔をかけての検査や治療の身体への負担を考えると耐えられるか、多分に辛い思いをさせるだけになるかもと。でもステロイド薬で薬が合えば症状が緩和することもあるというので当日から昨日もらった薬に加えてその薬を投与してゆくことになった。残りの時間を何とか穏やかに過ごさせてあげたい。カミさんにも話さないとならないので、帰り公園のベンチで気持ちを整理した。
 

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 その日の晩は、いつもそうするようにぼくの布団の足元にモモを寝かせた。夜中ふと気がつくとモモが枕元に来ているのでこれもいつものように布団の端をもち上げると中に入ってきた。でも布団の中に入ると少しおしっこを漏らしているのが分かった。やっとの思いで布団に潜り込んできたのだ。モモの方に手を伸ばすとシーツが濡れている。初代のレオの時もそうだけどおしっこが漏れるようになるともうそう長くない。

 布団は湿っていたけど、折角入ってきて落ち着いているので朝になってから掃除しようと。脇に寝ているのでずっと背中をさすってあげた。それよりこのまま逝ってしまうのではないかとそれが心配だった。夜中の3時ごろまでは覚えてるのだけれどもそのままこちらも眠ってしまったらしい。夜が明けると隣に寝ていたカミさんが枕元にモモが寝ていると言うので、見るとカミさんの枕の半分のスペースでモモが丸くなって寝ている。

 朝食の時間になっても、もう動く力がないので抱いてお気に入りだった居間の椅子の上に寝かせてあげる。朝食の用意でちょっと目を離した隙にいつの間にか自分で椅子から降りて仏壇の前まで行って黄色い水を吐いた。抱き上げてソファにバスタオルを敷いた上に寝かせてあげるとぐったりとして時々嗚咽のような声を上げた。「もうガンバらなくたっていいんだよ」と何度も耳元で囁いてあげる。もう全く身体は動かせなくて、だんだん力が抜けていってそれでも時々声を上げていたが、9時35分ごろ動かなくなった。

 今までに5匹の猫たちを見送ったが、その度に悲しくて、それに慣れるという事はない。猫とはいえ家族のようになっていた存在が、突然消えてしまうという事になかなか納得できないでいる。悲しみよりは、彼らに感謝をという事は分かっているのだけれど、それには時間が必要な気がする。今はモモが教えてくれた一日一日が大切だよ、ということを噛みしめて暮らしてゆきたいと思っている。

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   一緒に暮らして、一緒に笑ったね。
   たくさんの笑いと、
   たくさんのわがままと、
   たくさんの頬ずりをありがとう。
   さようなら、
   世界一美しい猫。


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猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その42~ [猫と暮らせば]

猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その42~
 
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 ■犬があなたの膝に乗るのは、あなたが好きだから。でも猫が同じことをしても、それはあなたの膝の方が温かいからだ。(A.N.ホワイトヘッド)
 If a dog jumps into your lap, it is because he is fond of you; but if a cat does the same thing, it is because your lap is warmer. (Alfred North Whitehead)
 

  人生には「それを言っちゃおしまいよ」ということが幾つもある。しかも、それは厄介なことに歳をとるにつれて増えてくるような気がする。長く生きて「人生酸いも甘いもつまみ食い」(ジェーン・スーの言葉)をしてきた者としては、そんなこと知ってるよ、だけどそれをさも知ったように得意げに言うのは野暮ってもんだ、と心の中で呟いている。

 ただ野暮を承知で言わせてもらえば、膝の方が温かいから乗るのではない。それでは夏でも膝の上に乗ってくることの説明がつかない。ウチのモモはぼくが行儀悪く両足を机の上に乗せると、何処からともなく現れ、すかさずさっと寄ってきて膝の上に乗る。冬でも夏でも。

 しかもその乗り方には拘りがあるみたいで、冬は良いのだけれどぼくが夏に短パンなどをはいている時は、身体を小さくして何とかぼくの肌が露出した部分には触らないように苦労して何度も体勢を調整している。彼女にとっては表面に毛が生えていないヘンテコリンな部分は不気味なのかもしれない。

 ちょっと話が逸れたけど、要は膝が暖かいから乗るというよりは、そこが彼女にとって心地よいからなのだと思う。ジェイムズ・ヘリオットの言葉に「猫は、心地よさの鑑定家だ」(Cats are connoisseurs of comfort. James Herriot)という言葉があるように、猫は快適な場所を見つける天才である。

 彼女にとって冬でも夏でもぼくの膝が心地よいのであれば、もちろんぼくの膝はぼくの一部なのだから、それは彼女がぼくを好きなのだと解釈しても彼女に失礼には当たらないだろう。まぁ、いずれにしても猫飼いはそこら辺はすべて飲み込んだうえでお互いの「幸せな誤解」を楽しんでいるのだ。放っておいて欲しいものだ。

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両手に猫 猫といる幸せ [猫と暮らせば]

両手に猫 猫といる幸せ

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 最近白猫のレオが歳のせいか夜泣きをしたり、寝起きに寝ぼけてかトイレの場所が分からなくなってあらぬところに粗相したりすることがある。トイレを探してウロウロしている時は優しく声を掛けて「こっちだよ」というとやっとトイレの場所に気が付く。

 一日中寝ていることが多いのだけれど、朝八時と夕方五時には時計で計ったようにお腹が空いたと大声で泣きだす。夕方、時間になって鳴いていても時こえないふりをしていると、鳴きながら少しづつ距離を縮めて最後はぼくのデスクの上に上って「腹減ったって言ってるだろ!」みたいに睨みながら鳴く。

 レオは朝と晩のご飯を食べた後はほんの一口、お醤油皿くらいの小さなお皿にミルクを入れてもらうのが楽しみで、最近はそれを寝る前にも欲しがるようになった。このミルクはレオの特権で誰も文句は言わない。

 三匹の猫にえこひいきが無いように、一匹ずつ特権があるのだけどレオの特権がこのミルクで、灰色猫のモモの特権は毎晩ぼくと寝ること(もっとも相手はどう思っているか知らないけど…)、縞猫のハルの特権はいつも一番先にご飯をもらえることだ。

 今のところ皆さん納得している風ではあるけど、最近はハルが夜に寝室に入りたくて入り口の猫ドアをカチャカチャいじっていることがある。この間はとうとう入ってきたけど、ぼくの足元で五分くらい寝て出て行った。たぶん、姉さん猫に睨まれたんだろうと思うけど…。

 晩ご飯を食べてミルクを飲むとレオはテレビの前のソファで寝る。基本は三人掛けなのだけれど、レオが斜めになって場所をとる寝方をするのでカミさんが座るとそれでもうソファは一杯になる。普段はぼくは余りテレビは観ないけど、週に何回かは観たい番組があるのでそういう時はレオに詰めてもらって座るのだが、そのたんび迷惑そうな顔をされる。

 昨日もそんなきつ目な状態でテレビを観ていたら、そこにハルが強引にカミさんとの間に身体をねじ込んできた。ソファはギュウギュウ詰めで身動きが取れないけど両手に猫で何だか幸せな感じ。コロナ禍でどこにも行けないストレスを猫たちが癒してくれる。猫のいる幸せ。
 

 
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猫宅の必需品 [猫と暮らせば]

猫宅の必需品

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 昔から多頭飼いで猫を飼っているので、家の中の環境には気を使っているつもりだ。家具や家の壁や柱などが爪などで傷むのはこれは織り込み済みの前提として仕方ないけど、猫のためにも清潔な環境に保つのは結構手間のかかることも多い。
 
 トイレの砂をまき散らしたり、毛も飛ぶから一日何回も掃除機はかけるけど、草を食べた後毛玉を吐いたり、我が家ではこれを「猫のゲー」(猫がゲーゲー言って吐き出すもの)と言っているけど、それが床や絨毯の上に散乱することは日常茶飯事で、最近は一番年上の猫のレオが歳のせいか寝起きに寝ぼけてあらぬところにオシッコやら、もうちょっと立派な固形物を残してゆくことも頻繁になってきた。

 歳でなくとも唯一の雌猫のモモは若猫のハルが自分のテリトリーをないがしろにすると、時々ストレス、不満が爆発して「え~い、ここでしてやるっ!」とあれや、これやの不満の塊をお出しになる。特に和室の絨毯の上にされると大変なのだ。そのたびにペーパータオルとバケツと雑巾と電動ブラシとそれから絨毯から水分を吸い取るケルヒャーの吸引機をもって駆け回ることになるのだ。

 ケルヒャーの吸引機は元々ガラスや車を洗った後の水滴を吸引するものだからそんなに吸引パワーはない、と言って専門のリンサークリーナーはそれだけで7~8万円もするのでそんなの買えない。と、ぼやいているうちにあのアイリスオーヤマがやってくれました。それにうってつけのリンサークリーナーが安価にそれも7000円程度で買えるものを出してくれたので、さっそくゲット。

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 それが昨日配送されてきたけど、結構大きい。タンクにホースとブラシ付きノズルが付いたような感じ。組み立てるとコンパクトに収納できる工夫はされているので、いざというときこれ一つ抱えて駆けつければ事足りる。ノズルにスプレーが付いていてそこから水かぬるま湯を吹き付けるようになっている。泡の出る洗剤は使えないけど、ぼくはアルカリウオッシュか超電解水を予め絨毯に吹き付けてやっているけど効果はてきめん。

 パワーも強いけど音もすごい、でも見る見る汚い色した水がタンクに吸い込まれて、しかも丁寧に吸引ブラシをかけた後は絨毯が少し湿っている感じくらい。これで心理的ストレスがずっと楽になった。終わった後にクリーナー自体を掃除するのが結構めんどうで大変だけれど、こういう作業はぼくは嫌いじゃないので気にはならない。絨毯だけでなく布製のソファや椅子の座面もリンスできるのでいい。猫のみなさん、さぁ、いつでもかかっていらっしゃい。



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 *アイリスオーヤマさんからは特に広告料などは貰っていませんので、お使いになる場合はあくまで自己責任でどうぞ。w

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猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その41~ [猫と暮らせば]

猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その41~
 
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 ■どれだけ多くの時間をかけても、猫との良き思い出は消えない。 
   どれだけ多くのテープを使おうと、ソファに残されたネコの毛は取り除けない。
  (レオ・ドウォーケン)

 No amount of time can erase the memory of a good cat, and no amount of masking tape can ever totally remove his fur from your couch. (Leo Dworken)


 冬の晴れた日のカーテン越しの光が好きなのだけれど、その光が居間の丸テーブルの上に美しい縞状の影を作り出して思わずスマホで写真を撮ったまではよかったのだけれど、後で見たらテーブルの上には細かい猫の毛があちこちに…。

 

 お気に入りの柿の香合と色の取り合わせも気にいっているし、後ろの柿色のソファともマッチしていたんだけどなぁ。家中どんなに気を付けてもよく見ると細かい毛が落ちている。もっとも最近は老眼が進んで眼鏡をかけてよく見ないと見えないのだけど。

 

 猫が三匹いると、毛の色も毛の質も違っていて虫眼鏡でみると誰の毛だかは分かるが丸テーブルの上の毛はハルの毛らしい。家のそこら中にブラシやコロコロや通販で買った猫の毛取りが置いてあるけどまぁ気休めみたいなものだ。

 

 猫が居ると毛だけではなくて、爪研ぎのダンボールのクズや猫砂の粒が床の上に落ちていたりするから一日に三回くらい掃除機をかける。トイレがちょっとでも汚れていると文句を言いにくる猫もいるからこれも一日に三回くらい掃除。これが仕事だったら絶対に愚痴るところだろうけど、時々嬉しげにやっている自分に気がついて一人で苦笑いしている。

 

 洗面所に行くたびに今まで飼っていた猫たちの爪の跡が柱に残っていてそれを見る度にその猫たちとの時間が頭をよぎる。今まで何匹もの猫を見送ってきたけど、今いる一番若い猫のハルは4歳だから下手すると今度はこっちが先にいくかもしれない。猫は死んでも毛が残るけど、こちらはそろそろ残す毛もなくなりつつある。まぁ、仲良くやろうぜ。



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4コマニャン画 [猫と暮らせば]

4コマニャン画

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①H「グルル~(もみ、もみ)」
   M「ん、どうしたの?」

②H「グルルル~(もみ、もみ)」
   M「ねぇ、どうしたのよ」

③H「ゴロゴロゴロ~(もみ、もみ)」
 M「ねえってば、なにしてんのよぉ~」

④G「シャカシャカシャカ」
 M「な~んだ、ブラッシングかぁ」


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猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その40~ [猫と暮らせば]

猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その40~

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 「あなたの名前はなぁに?」キャロラインは猫に聞いた。「ねぇ、私はキャロラインていうの。わかった?」
 「猫に名前なんかないよ」と猫は言った。
 「無いの?」とキャロライン。
 「無いさ」と猫。「君たち人間は名前を持っているけど、それは自分が誰か分かっていないからさ。ぼくらは自分が誰か分かっている、だから名前なんかいらないんだ」
   (ニール・ゲイマン「キャロライン」)

 “What's your name,' Coraline asked the cat. 'Look, I'm Coraline. Okay?'
 'Cats don't have names,' it said.
 'No?' said Coraline.
 'No,' said the cat. 'Now you people have names. That's because you don't know who you are. We know who we are, so we don't need names.” 
  (Neil Gaiman, Coraline) 


 最近歳のせいか猫の名前をよく間違える。朝晩三匹にご飯をやるのだけれど、両手に餌のボウルを3つ持って猫の名前を呼びながらあげるのに、あげている猫の名前と呼んでいる猫の名前が合わない時が良くある。名前を忘れたわけではないのだけれど自分のアクションと出てくる名前がマッチしていないのだ。

 猫の方は、まぁ食事にありつけさえすれば多少名前を間違えても気にする風はない。じゃあ自分の名前が分かっていないのかというと、どうもちゃんと分かっているようなのだ。最近はレオがミルクが好きになったので時々あげるのだけど、居間で三匹がまったりしているような時にレオにミルクをあげようと思って間違えて「モモ」と呼ぶとモモが振り返る。

 慌てて「そうじゃなくてレオ」というと「なんだ、オレかい」みたいな顔してレオが立ち上がる。そこで疑問に思うのだけれど、レオは自分の事がレオだとは知っているようだが、あのアメショーがハルで灰色の猫がモモだということは分かっているのかなぁ、と。

 まぁ、そんなに真剣に考えることはないのだけれど、彼等にとっては自分の名前さえ分かれば良いのであって、ましてや個人主義の猫としては他の猫の名前まで覚えるような煩わしさは不要なことなのだろう。キャロラインが猫に言われたように人間はすごい数の人の名前を憶えているのに肝心の自分のことが分かっていないような気もする。このコロナ禍で炙り出された人間の色々な愚かさみたいなものも猫は鼻先で笑っているかもしれない。

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猫免疫 [猫と暮らせば]

猫免疫

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 コロナの外出自粛で考えてみたらもう三月ちかく電車に乗っていない。というよりは天気のせいもあるが散歩などの外出も殆どしていないことに気が付いた。といっても、ぼく自身にとってはそれでストレスが溜まるとか、退屈するということは全くないのだけれど、毎日室内でストレッチなんかはやっているにしてもやっぱり足腰が弱るような気がしてそれだけは気がかりではある。

 こういう時に犬でも飼っていれば犬にひかれて散歩ということになるのだろうけど、猫を連れて散歩というのは一度だけ目にしたことはあるけど、あまり現実的ではないので天気の良いのを見計らって一人で散歩に行くしかないのだが…。

 ぼくは家にいても録画したもの以外テレビはほとんど見ないのだけれど、やっぱり食事のときとかカミさんと昼や夕方のニュースショーなどを観るのと、そのたびにイライラがつのるばかり。それが主なストレスのもとか。まぁ、原因は色々あるのだけど、それをいちいちあげつらうとそれだけで免疫力が下がりそうな気がして…。

 そういう時は猫の頭を撫ぜるのが一番気が落ち着くし癒しにもなっている。それなんか正に猫免疫とでも言おうか、ぼくにとっては恐らくどんな薬よりも免疫力を高めてくれていると思う。今後とりあえず感染スピードが落ちてきても周辺から新型コロナウィルスが居なくなるわけではないので、いわゆる「新しい生活スタイル」で生活しなければならないというわけで、ぼくら年寄りには外に出ないのが一番という現実は当分変わらないようだ。

 そんなジイさまの一人で日本語学校のボランティアをやっていた知人から先日電話があって、毎日家にいて退屈なので猫の絵でも描きたいからお宅の猫の写真を送ってほしいという依頼があった。その方が絵を描くというのはついぞ知らなかったので意外だったが、そういえば無類の動物好きで区の子供動物園でボランティアで動物の世話をしていたということは伺っていた。

 そこでウチの猫たちの写真をメールに添付して何枚か送ると、気の向いたときに少しづつ描くのでいつになるかわからないけど、忘れた頃出来たらお知らせしますという返事が来た。それからほんとに随分経って忘れはしなかったけどメールが来て、それに何枚かの絵が添付されていた。

 それはスケッチブックに色鉛筆で描いたウチの猫たちの絵と一緒になぜかラッコだのウサギだの他の動物たちの絵も描かれていた。きっとご自分の好きな動物なのだと思う。それよりも意外だったのは描かれた絵の猫たちをはじめその色合いや表情の優しく可愛いいこと。

 年齢的には多分ぼくより少し年上位のジイさまが描いたにしては可愛すぎる。でもウチの猫たちの特徴が良くとらえられていて、特にハルの若い猫のやんちゃそうな勝気な表情をした絵が気に入った。猫の部分をアプリで切り取って写真立てにいれた。今は猫免疫のお札みたいにボクの机の上に鎮座している。…でも、人は見かけによらないものだ。

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