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斬られました… [新隠居主義]

斬られました…
 
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 背中をばっさり斬られました。二週間ほど入院して脊柱管狭窄症の手術を受けた。基本は長引くコロナ自粛で、外出もなしジムにも行けず運動量も減っていたということがあるのだろうと思うけれど、今年の三月くらいから脚の痛みと下肢に力が入らない等で歩くのもままならない状態が続いていた。

 翌月から以前通っていたリハビリ病院でのリハビリを続けていたのだけれど、大幅に改善するということがないまま夏も終わろうとしていた。担当の理学療法士の先生の勧めで5年ぶりにMRIを撮ってみると以前はなかった腰椎部にかなり狭窄している部分があることが見つかった。

 その狭窄が神経を圧迫して色々なところに影響が出ているらしい。神経のダメージがあまり長期間続くと手術してその圧迫を取り除いてももう元通りには戻らないことが多いということで、今のうち手術を受ける決断をした。実は二十数年前に頸椎症の手術で背中には首から40センチくらいの長さの傷跡があり、今回の手術でその下の腰椎部分にまた20センチくらいの新しい傷が加わった。

 スマホで背中の写真を撮ってもらって見たら、背骨に沿って上下に切り取り線のような傷跡があって、何だか下手な辻斬りに後ろから斬りつけられたみたいで奇妙な姿である。まぁ、本人には見えないのだから良しとしよう。以前ジムのプールの中でウォーキングをしているとき、後ろから来たマダムが「あら~、首から背中すごいわねぇ、どうしたの?」と声をかけられたので、とっさに「あ、これ着ぐるみのチャックなんです」と答えたら訝し気な顔をして行ってしまった。今度またそのマダムに聞かれたら「いや~、この間辻斬りにあっちゃって…」とでも応えようかな。
 

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 入院、手術するにあたって一番心配したのはウチで毎日二回打たなければならないレオのインスリン注射と一日二回のハルの目薬さし。ぼくの入院中はカミさんに頼むほかないのだけれど、予行演習でカミさんがレオに注射しようとしたらしこたま噛みつかれてちょっと恐怖症のようになってしまった。それでもカミさんが何とか頑張って一日一回は注射できるようになったのでありがたかった。

 ぼくの方の手術で医者が一番心配していたのは糖尿があるので手術後の傷の治りに影響するのではないかということ。たまたま同じ病室の隣のベッドにいた人は頸椎の手術をしたのだけれど、やっぱり糖尿があって傷が治りにくく二週間の入院の予定が結局二か月にもなってしまったという。ぼくが入院した専門病院はコロナやインフルエンザの感染防止のため入院中は家族の面会も禁止とあって、長くは居たくないのが本音だ。

 幸いほぼ予定通りの期間で退院でき歩行時の痛みは無くなったけれど、他にも頚椎症の影響などでこれからもリハビリは続けなければならないが、自分の努力でリカバーできるのであればやりがいはある。一つづつ目標をクリアしてまたカメラをもってブラブラ街歩きのできる日を楽しみにしている。
 

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 *入院中は1400キロカロリーの糖尿病食でした。今まで入院した時もそうでしたが、実に味気ない食事で食欲もわかないことが多かったのですが、今回は比較的食べやすい食事でした。毎食出るものを観察していたら、味がしっかりついているものは量で調節して全体としてカロリーや塩分を調節しているので、どれを食べても味気ないという不満が少し薄らいでいるのかなと感じました。

 おかげさまで、二週間ちょっとの入院で2キロ程度体重が落ちましたが、看護師さんは「娑婆に出ればすぐに戻るわよ」と…。入院中は厳しい血糖値コントロールがあり血糖値が200を超えると自動的にインスリン注射を打たれました。今までインスリン注射を打ったことはないので、ああレオは毎日打っているんだよなぁ、と…。今回はいろいろと考えさせられる入院生活でした。
 



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コメント 22

そらへい

脊柱管狭窄症ですか。
頚椎とか腰部とかいろいろあるみたいですね。
歳を取ってくると今までの無理とかが影響するのでしょうね。
私の場合は腰が心配です。糖尿もありますし。
早く退院されてまたカメラを持ってぶらぶら出来たらいいですね。
お大事に。
by そらへい (2023-11-11 15:21) 

gop

私も軽度の頚部脊柱管狭窄症と言われているので、他人事ではありません。先ずは十分に養生されてください、お大事に。
しかし最近の病院食は美味くなりましたね。今年の春、救急で二泊入院した時ビックリしました^^

by gop (2023-11-11 16:07) 

ゆきち

脊柱管狭窄症の手術、無事に終了し予定通りの退院で何よりでした。
レオちゃん、ハルちゃんも寂しがっていたことでしょう。
奥様もお一人で猫ちゃんの看護は大変でございました。私は一人でこてつに目薬は出来ません・・・。
「着ぐるみのチャック」ナイスです^^
「下手な辻斬りに遭遇」ジムのプールでヒーローになれそうですね。
カメラを手にのんびり街歩きできる日が早く訪れますように。
お大事になさってくださいませ。
by ゆきち (2023-11-11 16:18) 

Baldhead1010

大変でしたね。

これから先まだまだ長い人生ですから、リハビリや糖尿病の寛解、頑張ってください。

全身麻酔で意識はないとは言え、手術は嫌ですね。
by Baldhead1010 (2023-11-11 16:27) 

YAP

大変でしたね。
お大事になさってください。
年齢とともに、いろいろと健康の悩みはやってきますね。
そういうものとうまく折り合いをつけて付き合いながら、この先の人生を楽しみたいものです。
by YAP (2023-11-11 17:30) 

Boss365

こんにちは。
脊柱管狭窄症の手術、無事生還!!お疲れ様でした。
ニャンズのお世話、奥様も大変だったと思いますが・・・
「一日一回は注射」が出来るようになり何よりです。
今後もリハビリが続くみたいですが・・・
やり甲斐ありのリハビリと感じます。適度に踏ん張って下さい!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-11-11 17:56) 

TaekoLovesParis

大変でしたね。何よりも、歩く時の痛みが無くなったのが良いですね。ほっと安心でしょう。これからのリハビリもがんばって、カメラを
もって出かけ、撮影した写真を見せてくださいね。
by TaekoLovesParis (2023-11-11 18:12) 

hagemaizo

私の知り合いの男女75歳、手術後しっかり歩ける様になりました。
切られのgillman さんもしっかり復調なさってください。
by hagemaizo (2023-11-11 18:12) 

JUNKO

大変でしたね。まずむじにお綿用で何よりです。糖尿を抱えているといいこと無いです。相棒もそうでした。まずは病院の指示に従ってリハビリーに励んで下さい。
by JUNKO (2023-11-11 18:48) 

ryang

着ぐるみのチャック!
マダムには難しかったようですね笑
レオちゃんの注射の毎日もツラいですね
gillmanさんもレオちゃんも早い回復を
祈ってます
by ryang (2023-11-11 19:30) 

夏炉冬扇

しばらくご養生ですね。おとなしく。
by 夏炉冬扇 (2023-11-11 20:50) 

めぎ

歩けるというのは本当に大事なことですものね。思い切った大きな手術ですが改善されて何よりです。
糖尿でもこんなおいしそうな日本食…と私はつくづくいいなあと感じました。こちらだったら古いパサパサの黒パンにキュウリぐらいしか出ないかも。
by めぎ (2023-11-11 21:49) 

(。・_・。)2k

お大事にです
無理なさらないでくださいね
by (。・_・。)2k (2023-11-11 21:53) 

親知らず

おやおや、斬られましたか。
でもこれでリハビリをすれば、明るい兆しが見えそうですね。
歩けないと行動範囲が制限されるので、リハビリ頑張って下さい。
by 親知らず (2023-11-11 22:32) 

としぽ

大変な事になっていたのですね。
お大事に。
自分も糖尿病が有るから気をつけないとね。

by としぽ (2023-11-11 23:55) 

いっぷく

大変でしたね。
ご自愛ください。
by いっぷく (2023-11-12 01:28) 

八犬伝

そうでしたか
大変だったのですね。
決して、ご無理をなさらずに。
by 八犬伝 (2023-11-12 11:58) 

横 濱男

大変でしたね。
娑婆に出ると、いろいろ有り難みが出てきますが、すぐ忘れてしまいます。
お大事にしてください。
by 横 濱男 (2023-11-12 12:45) 

ZZA700

コロナの影響は色々なところにあるのですね。
順調に回復されて素敵なお写真をたくさん拝見できることを楽しみにしております。
by ZZA700 (2023-11-12 14:04) 

kuwachan

脊柱管狭窄症の手術をされたのですね。
脊柱管狭窄症とは他人事ではないです。
実はワタシも左足の痺れが続いていてあまりに痛みが酷くなったので
病院に行ったところ、脊柱管狭窄症と診断されました。
何もしないとできなくなってしまいそうなので、
ジムに行って運動をすることを心掛けています。
どうぞ、お大事になさって下さい。
by kuwachan (2023-11-13 01:55) 

ナツパパ

入院となると様々なことが大変になるのですね。
手術が無事終了してなによりと存じます。
少しずつ好転して外出もできるといいですね。
gillmanさんの、あの独特の写真風景を拝見したいです。
by ナツパパ (2023-11-15 14:36) 

テリー

脊柱管狭窄症ですか、私も、そうで、手術の必要性は、五分五分と言われ、まだ、やっていません。
長い間、あまり、歩いていないと、これから、リハビリがかなりかかりそうですね。頑張ってください。
by テリー (2023-11-16 16:30) 

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