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もう晩秋 [gillman*s park]

もう晩秋
 
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 上の写真のように、真っすぐに天に伸びた落羽松の木々の中に赤みを帯びた樹がまじりはじめたのがつい最近だと思っていたら、もう周りはすっかり秋の気配どころか冬の予感までするような季節になっていた。
 
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 今日は夕方までカミさんと月一の買い出しに行っていたので、散歩はまた夕方になった。ここのところ薄暮シリーズという感じ。この公園にはメタセコイアの並木道が二か所あって、西側の方はもうすっかり褐色に色づいていたのだけれど、公園正面の並木道の方はまだ緑が残っていたが、ここももうすっかり色づいて来た。

 両方の並木道とも素敵だけど眺めはどちらかというと正面の並木道の方が見栄えがする感じだ。公園駅の方から入ると、並木道の向こうに大きな柳の木とその向こうに色づいた林があるので奥行きが感じられる。

 この公園の景観はメタセコイアと落羽松という二種類の樹木でアレンジされている。どちらの木も樹形は三角形で鳥の羽根のような葉を持っている。メタセコイアは和名を曙杉(アケボノスギ)、落羽松は沼杉というように両方とも杉の仲間だ。

 一番の違いは枝ぶりがメタセコイアは鋭角的に空に伸びるけど、落羽松は比較的横にも広がる。落羽松に特徴的なのは樹の周りに多くの気根(呼吸根)が出ていることで、ぼくなんかは上を見て歩いているから何回も躓いている。この公園が出来るまでは両方とも馴染みのない樹木だったけれど、今は大好きな樹になっている。
 

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 季節の移ろいは速い。同じ場所を毎日散歩したり、時には撮ったりすることの一つの楽しみは定点観測的な楽しみがあるかもしれない。例えばAという同じ場所でもその変化はちょっと考えただけでも、Ax(晴れ・曇り・雨・雪)x(朝・昼・夕・夜)x(春・夏・秋・冬)という風に無数と言ってよいバリエーションになる。

 それは楽しみなんだけど、いざ写真を撮るとなると、いわばそういう外の対象物の変化だけに依存していると、全く同じものは無いと言いながらも類似したシトゥエーションは廻って来るはずなので、単調になりやすい。そこにどうしても自分の内側からの視点の変化というものを加えてゆかないと辛いかなと。つまり視点がPだとすると、Ax{(晴れ・曇り・雨・雪)x(朝・昼・夕・夜)x(春・夏・秋・冬)}xPみたいな風にしていかないと…。これがかなり難しいな。
 

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コメント 5

JUNKO

もうこれでいいという思いはないですね。常に明日の出会いに期待します。
by JUNKO (2021-12-01 19:05) 

ナツパパ

一歩引いたところからの写真、素晴らしいです。
3枚目のお写真に惹かれました。
静かでありながら秋の豊かさが感じられました。
by ナツパパ (2021-12-02 09:35) 

ゆきち

落ち葉の絨毯を踏みしめて歩くのは結構好きです。
水にうつる紅葉がとてもキレイで静かな晩秋の美しさがありますね。
×Pはどうすればいいのか・・なかなか難しそうです^^;
by ゆきち (2021-12-02 12:50) 

kuwachan

いつの間にか晩秋から初冬へ季節が移ろいつつという感じですね。
3枚目のお写真、晩秋らしい深い色合いがまるで絵画のようですね。
水面への映り込みが見事です。
by kuwachan (2021-12-02 15:02) 

coco030705

こんばんは。
最後のお写真が、とても美しく外国のようですね。メタセコイアだからやっぱり洋風なのでしょうか。それにしても、きれいな黄色と赤ですね。
by coco030705 (2021-12-02 20:43) 

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