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      ■ なんぼう考へてもおんなじことの落葉ふみあるく (山頭火)

  どうしても足元の地面に目がいく季節がある。それは春の初めと秋の終わりだ。春先に咲ききった桜の花びらが地面を桜色に染めてゆく。そして、秋の終わりには色とりどりの落ち葉が地面を覆い尽くす。

  普段は人に踏みつけられるだけの地面がこの時だけは「どうだい!」と言わんがばかりにその存在感を誇示する。考えてみれば、桜だって銀杏だってこの大地のお陰で花をつけ、たわわに葉を繁らせることができたのだ。

  季節の変わり目に木々が大地を精一杯飾るのは彼等のせめてもの恩返しかもしれない。木々は自分たちの生命がこの大地に育まれていることを知っているかのようだ。一方、ぼくたちは自然にどんな恩返しをしてきたのだろうか。


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    去ってゆくもの

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sera

あは~!面白い写真!!

日本の自然って、熱帯の自然に比べれば、
とてもデリケートで、おとなしい、という印象です。
秋の落ち葉は特に、独特な感じを生み出しますね♪
by sera (2010-12-06 22:03) 

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