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ウィーンでスタバる? [gillman*s Lands]

 ウィーンには伝統的なカフェ文化がある。そんなカフェの中にはゆったりとした時間が流れていて何時間も本を読んだり、おしゃべりをしたり気ままな時間を過ごすことができる。

先日35年ぶりにウィーンを訪れたら、映画「第三の男」の舞台にもなった伝統的カフェであるCafe MozartCafe Sacherの近くにスターバックスの店が出来ていた。スターバックスの中は、日本のそれと同じような感じでパソコンを叩いている人も結構いる。本を読んでいる人もいるが、大体は一人で来ているようだ。なんか数人で芸術論議をするような昔のカフェの雰囲気ではないな。一方、Cafe Mozartなんかも自分を含めて観光客らしい客が多く、ウィーンっ子のカフェという雰囲気には乏しい。もう昔のような雰囲気のカフェはないのかな、と思いながら市立公園のそばまでくるとビルの一角にCafe  Pruckelという看板の店があったので入ってみた。

店内はかなり広くゆったりとしている。低いソファの客席ではウィーンっ子とおぼしき人たちが、カップルでおしゃべりをしたり、テーブルの上に雑誌を広げて数人で談笑していたりする。一人で来ている客はいるが店の備え付けの新聞を読んだり妙にのんびりしたムードが漂っている。店の端の方ではライブでピアノを弾いている。メニューを見たらもう100年も経つカフェらしいから地元ではよく知られているのかもしれない。まだ残っているんだな、こんな店。今度来たとき、この店もスターバックスになっているようなら世界は段々面白くなくなっているな。

 


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ナツパパ

なんと、懐かしいウィーンのお話なのですね。
わが家は皆ウィーンが大好きです。おりあらば行きたい、と考えています。
妻なんか、本気でわたしのマイルを狙っています。わたしはわたしで、自分のマイルを使って、と下心を持っています。なんという家族なのでしょう。
子供が、来年の春卒業です。そのとき、一家で行けたらいいね、と言っています。
by ナツパパ (2005-07-05 20:00) 

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