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河津桜 You must believe in Spring [gillman*s park]

河津桜 You must believe in Spring
 
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 ここのところずっと帯状疱疹やら花粉症やらで散歩に行けない、行きたくない、で気が付いたら二週間ぶりの公園散歩。今日は気温が高く春爛漫、花粉満載。涙を流しながらの散歩。

 公園の河津桜は満開だった。桜のピンクをバックにトサミズキの黄色も清々しい。近所の高齢者施設の老人たちのお散歩タイムらしく、車いすの一団が桜の木の下で写真を撮っていた。母の車いすを押してここに散歩に来た頃を思い出した。

 やっと本当の春が来たみたいだけれど、それはきっと見かけの上の春で本当の春ではないような気がして…。春が来たには違いないのだけれど、今年の春は特別だ。ずるずると長引くコロナ禍が心に重い蓋をしているだけではなくて、ウクライナで日々起こっていることを想うと春を寿ぐという気持ち自体にどこか後ろめたささえ感じてしまう。

 でも、春は確実にやって来る。その事自体には感謝をしなければならないけど、その春がどういう意味を持っているかは人と場所と時代によって違うんだな。二回の世界大戦を経ても人類は全然賢くなってはいないことに暗澹たる気持ちになる。それでも春は春。You must believe in Spring。

  ■春風の扉ひらけば南無阿弥陀仏 (宇治平等院三句より/種田山頭火)
 


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 *普段、公園散歩の時は小鳥の声などを聴きたいので最近は音楽を聴きながら歩かないのだけれど、今日は久しぶりにBill Evansのアルバム「You must believe in Spring」を聴きながら歩いた。あのゆったりとしてテンポが心に沁みます。

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You must believe in Spring
Bill Evans
1977

**
When lonely feelings chill
The meadows of your mind
Just think if Winter comes
Can Spring be far behind

Beneath the deepest snows
The secret of a rose
Is merely that it knows
You must believe in Spring...

この曲の元はミシェル・ルグラン作曲でカトリーヌ・ドヌーブ主演の映画「ロシュフォールの恋人たち」の挿入歌です。歌詞も元はフランス語ですが、今ではベルクマン夫妻の英語による歌詞の方が浸透していて、トニー・ベネットなど多くのアーチストが歌っています。ビル・エバンスがピアノ、歌をトニー・ベネットが歌っているアルバムにも収録されておりこれもお薦めです。

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芝浦鉄親父

Bill Evansの死後にリリースされた「You Must Believe in Spring」、死期を悟ったBill Evansが語りかけてくるような演奏に涙が出た記憶があります。
Riverside4部作と同じくらい好きなアルバムです。
by 芝浦鉄親父 (2022-03-21 18:05) 

coco030705

こんばんは。
Bill Evans好きです。「You Must Believe in Spring」youtubeで聴いてみますね。
ロシアのウクライナ侵攻、欧米の力でプーチンが妥協せざるを得なくなるよう祈っています。
ウクライナの人々のことを思うと、心が痛みます。そして東北の人々も再度の地震でまた被災。かわいそうすぎますね。何か私にできることはないか、考えます。
by coco030705 (2022-03-21 23:00) 

親知らず

また世界大戦になる程人類は馬鹿ではないと思いたいです。
せっかく春が来ているのに、今年は気が晴れません。
by 親知らず (2022-03-21 23:30) 

gop

拙宅裏の桜も今日一日で一気に五分咲き、来週辺りが見頃でしょうか。早く花見宴会が出来ます様・・

by gop (2022-03-26 21:05) 

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